若さこじらせた系のきみへ

若いんだから覇気を出せ

なんでも挑戦しろ

もっと自信を持て

 

 

はたちそこらの頃

まわりの大人たちからの

「若者らしさ」という枠にむりやり押しこまれるような言葉や視線が

とにかくうっとうしかった。

個人差はあれど、その年代特有の

だまっていてもあふれるでるような
きらめきを、

たしかにわたしはすでに失っていた

自覚はあったし、

それが周囲の大人たちから見ると
いびつで、理解しがたいことは想像できた。

 

 

 

鉛みたいに重い10代を経た後遺症により


「自分がわるい」


     と

 
「自分かわいそう」

 

 

という相反する2大感情が心を支配し、

終わりのないいたちごっこに勝手にひとりで疲弊していたのだ。

 

 

そして、

若者らしく美しくもがきながらも

輝く未来へ猛進していく周囲の同年代たちと、

いつまでも全く違う次元の暗闇をさまよっている

自分を比べ

落ち込み、また自分を責める。

まさに負のスパイラル。

 

20代前半までは

憑きものみたいなそんな感情に、
ばかみたいに支配されつづけた。

 

遅まきながら、すこし自分を回復し、

新たに獲得する日々を意識的に積み重ね。

なんとかこうして生きていられています。

 

 

でもきっと

完全になくなるわけではなく

いつ再発するかわからない癌みたいなもの。

 

あのころよりは、

人の気持ちがわかるようになった

感謝するようになった

笑えるようになった。

 

そして

 

いつか笑いあえた

数少ない誰かの顔が浮かぶ。

 

たぶんわたしのことなど覚えていけど、

それもいい。

 

 

セルフいちごいちえ人生。

 

 

 

 

毎年成人式のニュースを見るたびに、

キラキラ新成人たちと、

すこしずつ老いてゆく自分との差を

年々なんとも思わなくなってゆき、

いろいろ置いてけぼりなままの自分にも

すっかり慣れっこで。

 

そんな自分もそろそろゆるし、

認めてあげることを当面の目標ということで。

 

おわり

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