すべての音楽好きが見るべき至福の1本 『はじまりのうた BEGIN AGAIN』

どうも、アル中ピアノ野郎りるいろんです。

 

さて皆さん映画とかよく見るほうですか?

ゴールデンウィークなんで映画館行く人もいれば、TSUTAYAレンタルで家のソファーに寝転がってまったり見る人もいるんでしょうか。

 

で、わたしはというと

 

 

 

 

 

ほとんど見ないですね。

 

 

 

 

 

 

はい。

理由をあげてみます。

 

  • 約120分もの間じっと座って集中できない。

  • 約120分もの間ストーリー展開を追えない。
  • 約120分もの時間を映画に注げる余裕が人生にない。

 

 

 

ざっと、おもにこの3つですね。

誤解のないように申し上げておきますが、

嫌いじゃないんですよ。映画そのものは。

 

最初の2つにかんしては、

ただ単にめんどくさがりなんですよね。

そもそも。

 

それと自分に資するものにしかインプットの時間を使いたくないので、それがわかんないものに120分もの貴重な時間を捧げちゃうのってリスク高くないですか?

ってのが3つめ。

だって2時間ですよ、2時間。長くないすか?
CDのアルバムなら2枚聞けますよ。

まぁ、つまんなかったら途中で見るのやめればいいんですが。

 

だからわざわざお金払って映画館まで行って見るっていうのは

最近ではほぼないんですね。

あ、自分の好きな音楽家が音楽を担当している場合なんかは別ですが。

その場合はぶっちゃけ内容はどうでもいいので、

 

 

 

音楽が聞きたいんじゃ 。

 

 

 

 

映画館だと音も臨場感があるしな

 

 

 

さて、こんなに映画に対して淡白な態度の奴が、今日は映画の話を書きます。

すみません。

だってこんなわたしにも大好きな映画がありますから。

むしろ一度好きになった映画はDVD買って手元に置いとく派です。

その作品は自分にとって必要なものなのであり、

120分を捧げる価値があることもわかっているので、

思い立った時にはいつでも見られるようにしたいのです。

 

そんな、わたしにとっての大切な作品のひとつを紹介します。

『はじまりのうた  BEGIN AGAIN』

ざっくり人物解説

 

登場人物① 女(主人公)

ギターが弾けて歌える。作曲の才能あり。見た目は微妙。恋人と共作で音楽活動を行っていたが、彼がメジャーで一発当てたしばらく後に捨てられるかわいそうな役。

 

登場人物② おっさん(いちおう音楽プロデューサー)

アル中。元々はヒットメーカーで敏腕Pとして名を馳せていたが、数年結果が芳しくなく、自分が立ち上げたレーベルをクビになる。いろいろ絶望して地下鉄で自殺しようとするが電車が止まっていて死にそこなう。ベースが弾ける。

 

登場人物③ 男(①の彼氏)

歌がうまい。映画の主題歌で1発当ててレーベルの猛プッシュを受ける。会社の女性にあっさり心移りし、公私共にサポートしてくれていた①を捨てる。その後もスターダムにのし上がっていく。典型的なミュージシャンあるある系のクズ。あと個人的に、見ていてちょっとイタい。

ちなみに演じているのはマルーン5という有名バンドのボーカル。

 

 

ざっくりあらすじ

 

 

③に捨てられ失意のまま、友達のミュージシャンが出演するライブハウスに連れて来られていた①はひょんなことから自分がステージで歌うハメになる。気乗りしないまま1曲披露するも客席の反応は薄く、さらに落ち込む。

しかしその時その場所には、地下鉄で死に損ない、たまたま流れこんでカウンターで酒をあおっていた②がいた。泥酔し、混濁した意識の隙間にそのやさしい歌が響いてくる。彼の頭の中にはその弾き語りに合わせ、さまざまな楽器の音が聞こえてくる。

 

彼は言う

「酔っていると頭の中にアレンジが聞こえてくるんだ。」

 

※アレンジ=編曲

 

①の歌に心を動かされた②は翌日クビになったレーベルに①を紹介し楽曲レコーディング費用の交渉をするも、レーベル側は「デモを持ってくればそれで判断する」とつれない返事。そこで②は「デモではなく、アルバムそのものを作ってしまえばいいのだ」と思い立つ。演奏するメンバーもスタジオでレコーディングするお金もない。そこで彼はその人脈とツテを中心にメンバーを集め始め、ニューヨークの街中そのものをスタジオ代わりにして、あらゆる場所でのゲリラレコーディングによって、アルバムを完成させていく。

 

みどころとレビュー

 

まず率直に

 

 

 

音楽がいい。

 

 

 

 

音楽とは実際に本編で演奏されている劇中歌たちのことです。

音楽映画なので音楽がいいことは大前提ですが、見事なまでにいい

①(女)と②(おっさん)がニューヨークの街中で録った、荒削りだけど情熱にあふれた、音楽への初期衝動がギュッと詰まったような魅力的なうた。

スターになった③(元カレ)がメジャーのレーベルからリリースする洗練された流行りのアレンジで聞かせる楽曲。

これらの対比が効いていて、それぞれの人物の心理描写や離れてしまった心の距離感を表しているようにも聞こえます。

監督は『ONCE ダブリンの街角で』という有名な映画を撮ったジョン・カーニーという方で、同じく音楽映画ということでそのへんの演出は熟知されていたのでしょう。

 

物語の最後では①(女)と③(元カレ)にとっての重要なキーとなっていたある曲が思わぬ形で再登場するシーンがあります。

クライマックスとしてはこの上ないシーンなんでしょうが、

わたしは男のこの行動を見て

 

 

 

 

 

クソイタいなぁ

riruiron

 

 

 

 

 

と、ややひいてしまいました。

 

 

歌唱力はプロの歌い手なんでさすがなんですが。

詳しくは作品を見ていただければと思いますが。。

 

※マルーン5のことはディスっていません

 

 

そうそう

ハッとさせられたのが、おっさんのこのセリフでした。

 

今はPC1台あれば個人で音楽が作れてしまう時代なので、当たり前っちゃ当たり前なんですけど。

 

何だってその気になれば、

やってやれないことなんてないんだよな、

 

とか思ったり。

 

逆境をどこまでも柔軟な発想で切り抜けていく、おっさんの行動力に感服。

なんてロックなんだ。

 

すぐに環境のせいとかにしてしまいがちな自分を省みるわ、

なんか。

 

 

あとは、録音場所で遊んでいた悪ガキたちに

「たのむから5分だけ静かにしてくれ」

と少しのお金を渡そうとするも さらにせびられ、結局その子どもたちをコーラスで参加させてしまうというシーンなんて、とてもすてき。

音楽を楽しむことの原点みたいなものを思い出しました。

 

その時、その場所でしか録れない

それって手作りの音楽の醍醐味なんですよね。

 

今なにかしら音楽に携わっている人、昔バンド組んでいたことある人などには、いろいろ突き刺さる部分があるとともに、音楽の魔法みたいなものを思い出させてくれるような作品です。

もちろんそうでない人にもぜひ見てほしいですが。

 

 

ところで

BEGIN AGAIN で

 

「はじまりのうた」

 

っていう邦題がなんかいいんですよ。

 

自分も何かはじまりそうな気がするでしょ?

 

 

 

 

買わなくていいから、レンタルで見てくれ。

まじで

 

 

 

 

サントラもあるのよ。

劇中歌が全部入っています。

良曲ばかりでびびりますから。

 

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