「自分だけ」じゃなかった!? 謎の生きづらさの正体は 5人に1人HSPという人種についての話

  • 長時間、他人と一緒だと疲れ果てる
  • 人ごみや騒音が苦手
  • 他人の感情を察しやすく、影響される
  • 打たれ弱い、すぐに打ちのめされる

 

あなたも、

自分だけだと思っていませんか?

 

 

HSPだという自覚がない人も、心の悩みを探っていった末、実はHSPだったということも大いにありうるのです。

「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」より

 

 

 

HSP (Highly Sensitive Person)

という言葉に出会ったのは、

「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」

という書籍のレビューを偶然読んだことがきっかけでした。

 

 

 

 

一読して

 

なんとなく、

 

 

 

 

「これ自分のことじゃね?」

 

 

 

 

 

と直感しました。

 

 

そしてその予感は的中したわけで。

 

 

 

もくじ

・HSP=「とても敏感な人」とは

・HSP診断

・そもそも「刺激」とは何か

・HSPを知る

・HSPを活かす

・良いピリピリくんもいる

・神経が高ぶりすぎた時の対処法を用意しておく

・HSPは評価されずに生きてきた

・まとめ

・りるいろん、おすすめ書籍

 

 

 

ざっくり

HSP=「とても敏感な人」とは?

 

①感受性が強く、世の中のあらゆる「刺激」に対して敏感で心身の影響を受けやすい。

 

②病気ではなく、体質的な分類。5人に1人がHSPといわれる。

 

③その特性上ゆえの社会生活上の困難はあるが、傾向と対策を理解しセルフコントロールを身につけることができれば、HSPの繊細さを生かしたプラス面は大きな武器となり社会に還元できる。

 

 

HSP診断

自分がHSPかどうかを知るためには、

いずれも簡易的なセルフチェック方式になりますが2種類あります。

 

エレイン・アーロン著

「The Highly Sensitive Person

–ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」

 

によるセルフチェック。

セルフチェックを試す

 

 

アーロン氏は、

1996年にHSPという概念を初めて世の中に提示した人物です。

25の質問のうち14項目以上当てはまれば

あなたはおそらくHSPでしょう、

というシンプルですぐに結果の分かるものなので、

気軽に試すことができます。

 

ちなみにわたしは21項目当てはまりました。

 

 

 

②前述の

イルセ・サン著

「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」

の冒頭で紹介されているセルフチェック。

 

こちらの方は項目が多く、点数式で結果がわかるのが特徴です。

 セルフチェックをためす

 

 

60点以上でHSPの可能性あり、

数字が大きくなるほどHSP傾向が強いといえます。

 

 

 

 

ちなみにわたしが

特に当てはまると思えたのが、

 

・日々、どんな失敗が起こりうるか予測して対応策を考えることに、多くの労力を費やしている

・誰かの怒りを感じるとたとえ自分に向けられていなくても、ストレスになる

 

 

「あぁ、まんま自分のことやんw」

riruiron

 

 

という驚きと、

 

「自分だけじゃなかったのか!?」

riruiron

 

という安心感がありました。

 

 

 

ただ一口にHSPといえど、

それぞれ千差万別です。

 

当然ひとりひとり、

当てはまる当てはまらないの項目もそれぞれ違うわけです。

 

 

ただし多くのHSPに共通する平均的な

 

”HSPであるとは、どういうことなのか”

 

というポイントをおさえて理解しておくことはできます。

 

そして、

それらが自分に対して与えている影響を客観的に考えることは、今後の人生においてきっと有益になってきます。

 

「わたしはHSPだから、こう」

といった固定観念に当てはめすぎて

「HSPである自分」というレッテルを貼ってしまうのではなく、

 

「こう書いてあるけど自分の場合はどうだろう」

というふうに、

ひとつひとつ柔軟に自分に問いかけつつ考えてみてください。

 

ここで重要なのは、

HSPである

(=敏感すぎる、繊細である)

自分を恥じたり卑下するなど、

ネガティブな感情を抱かないことです。

 

なぜなら、これは冒頭でも書いたように

単なる性質にすぎないからです。

 

しかも、程度の差こそあれ5人に1人もいることになっているということは別に変わったことでも珍しいことでもないのです。

HSPであることを重くとらえたりせず、

 

 

「ただそうである」

 

 

と、まずは認識するだけでいいのです。

 

人を男性と女性というように性別で2つに分けるように、とても敏感なタイプ(HSP)と、タフなタイプの2つに分けただけのことです

「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」より

 

 

そもそも「刺激」とは何か

 

HSPが翻弄される

世の中にあふれる「刺激」。

 

 

 

 

しげき

 

 

 

 

 

という単語はなんだか抽象的で、

わたしにはしっくりこなかったので

 

 

「ピリピリくん」

 

 

 

と名づけました。

 

 

 

ピリピリくんが現れると神経がピリピリしてきます。

さて、このピリピリくんには2形態います。

 

 

  • A : 目に見えるもの、または特定の状況や環境下など、外的要因による緊張状態によって引き起こされるもの

 

 

 

りるいろんによるイメージ画

 

 

「刺激」と聞いて、

まず想像しやすいのは

このAのピリピリくんのほうでしょう。

 

これは外を歩いても、家の中でも、

そこらじゅうをうろちょろしているヤツです。

 

たとえばわたしの場合、

「初対面や慣れない人との会話」が

死ぬほどしんどいです。

 

無口でシャイな人として通せば、

まだ楽なのかもしれません。

 

しかし、

よく知らない相手には変に気を使ってしまう性格のため、

社交的を装って明るく振る舞おうとして

自分で自分の首を絞めまくり状態。

 

最悪自分の話していることを

自分でよくわかっていなかったりします。

 

このモードに突入している時、

まさに視界の四方八方に

無数のピリピリくんがウヨウヨしているイメージです。

 

「相手に気を遣って話す」こと自体はもちろん悪いことではなく、むしろ人として当たり前に必要なスキルでしょう。

 

ただし、

HSPの場合は自分のキャパ(許容量)

というものを考慮しなくてはなりません。

 

にもかかわらず、

会話をとぎれさせないために

必要以上に無理をしすぎる。

 

職場や所属するコミュニティーでは

「はみださない、嫌われない」

ために、

人の顔色をうかがいまくり、

ほとほと疲弊しまくって生きていました。

いや死んでいました。

 

 

これはHSPに多い

  • 自分のせいで他人が気分を害することを避けたい
  • 相手の感情を拾いやすい

 

という二つの要因によるものだと分析できます。

 

同じような経験をもつ、あるいは日常的にそういうモードになってしまっているHSPの人は多いのではないでしょうか。

 

 

わたしの場合
単に人見知りで根暗なのをバレたくなかっただけ、というのもあるけどな

 

 

 

わたしは精神的不調が底だった時期、

人に会う予定や知らない場に足を運ぶこと自体を意識的に避けるようになっていました。

 

おそらく「Aピリ」

に対抗できるほどの心身の余裕がなくなり、

未知なる危険を本能的に遠ざけ、

とにかく出会わないようにしていた

のだと思います。

 

こういったケースが悪化すると、社会から孤立してしまうHSPも出てしまうようです。

 

 

一方これとは逆に、

自身の内的要因によって現れるのがBのピリピリくんです。

 

 

  • B : 記憶や思考など、自身の内的要因によるもの

 

 

 

 

 

 

りるいろんによるイメージ画

 

 

これはAと違ってレアなほうのピリピリくんで、

自分の中にだけ生息しています。

普段はおとなしくしているのでその存在に気づきませんが、前ぶれなく突然活動し始めるちょっと厄介なやつです。

 

  • あることについての後悔が何度も蘇る。
  • 過去のつらい経験が急にフラッシュバックし、昨日のことのように鮮明に思い出してしまう。

 

 

そういう時、しばらく何も手につかなくなります。

 

目の前の仕事に集中しようとしても、

その場面が脳内スクリーンに再生され続け、

意識のすき間に映像が流れ込んでくるのです。

 

これが「Bピリ」の仕業です。

 

ずっとその原因もわからず、

過ぎたことを何度も無駄に思い返しクヨクヨ考えているような感じがして、さらに自己嫌悪におちいる。

 

まさに負のループでした。

 

HSPの概念を知り、この現象もそれに関係があるのだと考えられるようになってからは少しずつ楽になりました。

 

 

あなたが長年悩んでいたことも、

じつはHSPの特性によるものかもしれません。

 

私たちの神経システムは微妙なものに反応するようにできているということだ。

そのため、強い刺激を受けると、なかなかそれから回復しないこともあるのだ。

だが、HSPはいつも神経が高ぶっているわけではない。日常生活や睡眠中において「慢性的に神経が高ぶっている」のではなく、新しい刺激や長引く刺激に対して神経が高ぶりやすいのである。

「ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」より

 

 

 

刺激(ピリピリくん)についてまとめ。

 

・ピリピリくんが現れる要因とその度合いは人によってさまざま。

 

・自分がピリピリくんによく出会うのはどのような場面か、

またその時の心身にどのような影響を受けるかを考えてみる。

                                                                                     

 

 

ピリピリさせたるやで

Aピリ

すし食いてぇ

Bピリ

 

おまえらうるさすぎ

 

 

 

 

HSPを知る

 

 

HSPは無意識のうちに世の中に対して常に高感度のアンテナを張り巡らせて生きています。

つまり一つ一つの事象からうける刺激の絶対量(=ピリピリくんを発見)がどうしても多くなってしまうのです。

これが良くも悪くもHSPの特性を決定づける要因の根幹です。

 

例えばいちばん冒頭にあげたような例はわたし自身が日頃感じていたことで、多くのHSPにも自覚があるんじゃないかなと思います。

これらは

 

HSP特有の刺激に対して感度の高さ

(=ピリピリくんを発見しまくる)

 

がマイナスとして現れた部分であり、

生きづらさを感じる要因にもなります。

 

しかしながら、

この高感度アンテナは悪い点ばかりではありません。

 

 

上手く使いこなしさえすれば、

大きな武器となります。

 

 

HSPは環境が整っていない状況下では困難に見舞われますが、一方で、適切な環境下では、HSPでない人たちよりも、その環境を楽しめる

 

「ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」より

 

神経の細やかさゆえにピリピリくんを発見しすぎるのがHSP

(めんどくせ)

 

 

 

 

HSPを活かす

 

 

以下は「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」の第一章より引用したHSPのおもな能力・特徴の一覧です。

長くなるのでそれぞれの説明は簡略にまとめましたが、同書ではこれらそれぞれの項目について詳しく書かれているので一読されると理解が深まります。

 

 

一度に多くの情報を吸収できる

 

前述の、ピリピリくんを発見しすぎてしまう現象を指します。

あくまで、場の情報を「吸収」するのであって、それを「処理」できるというわけではありません

むしろ、その処理が苦手でInに対して追いつかないために、すぐにキャパオーバーを起こしてしまいやすいのがHSPです。

こう書くとデメリットでしかないように思われますが、後述する「良い刺激」に対しての感度も高く、インスピレーションを受けやすいといったプラス面もあります。

 

 

②音、においなどの繊細な違いがわかる

 

音に関しては、

単純な騒がしい音だけでなく、隣人のちょっとした生活音から他人同士の否応なく入ってくる会話、花火の音に至るまで、さまざまな音を気にしてしまいます。

わたしの場合、近くで音楽が流れていると書いたり読んだりすることに集中できなくなります。

 

追記ですが、人混みが苦手な人が多いのは

この音とにおい、そして前述の1の原因によるものだと考えられます。

 

 

 

③ゆっくり、深く多角的に考えられ

 

一つのことに対して思考から決断までに時間かけて熟慮し、独自の発想やアイデアを生み出すことが得意です。そのためHSPにはクリエイターや芸術分野で活躍する人が多いようです。

 

 

④とても慎重で、危機管理能力が高い

 

新たな局面を迎えた時や、未知なるものに挑戦するか否かの判断に立たされた時など、実際に行動に移す前にじっくり考え、あらゆるケースをシミュレーションしたうえで結論を下します。

 

逆にいうと、

「とりあえずやってみてから考える」

というのが苦手です。

 

先の先のそのまた先のことまで考えまくって、

あらゆるリスクを想定して勝手に不安になって、

 

結局やめとく

 

みたいな。

 

 

 

 

わたしのことなんですけど ^^

 

 

 

しかしリスク・マネジメントという点からみると、

こういう慎重な層が一定数世の中に存在することは必要なのです。

少し考えればわかりますが、

皆が皆、向こう見ずで何の危機感もないイケイケな人種ばかりだったら、人類はとうに滅亡しているはずです。

 

あらゆる危険の可能性を本能的に察知し、

世の中に警鐘を鳴らす役割

 

これを果たすのがHSPだということです。

 

 

これはどちらのタイプがいいとか悪いとかいう話ではなく、

それぞれ役割が違うだけで、両者ともに必要なのです。

単に割合として、このタイプが少数派だということです。

 

 

 

⑤共感力が高い

 

とにかく感情移入しやすく、

相手の気持ちが手に取るようにわかってしまうことがあります。

また自分に関係なくても、誰かが怒っていたり、喧嘩している場の空気が苦手でかなりのストレスになります。

不機嫌な人がいると、すぐ「自分に怒っているのではないか」と考えてしまい、何かしでかしたのだろうかと不安になってしまいます。

 

 

 

・・・。

 

 

 

 

わたしが最も当てはまったのが、

これです。

 

 

といっても、

ざっくりしたもんで、

 

「あーこいつ怒っているなー」

「いらついてんなー」

「なんか凹んでるなー」

 

くらいのもんなのですが、

べつに知りたくもないスマホの通知みたいに勝手に意識に入り込んできて、しかも気になってしかたがないのです。

 

これに関してとてもわかりやすく、ユニークな解説をしてくれているページがありました。

読んでて「ほんまそれ」って何回も言いました。

他人の感情を無意識に拾ってしまって心が敏感な人は疲れる

 

 

この資質をプラスに活かせられれば気配り上手さんなので、

接客業、サービス業、ホスピタル系の仕事などに就かれている方たちも多いようです。

 

 

 

⑥誠実で、責任感がある

基本的に、自分のせいで他人が気分を害することを良しとしないため、常に気を遣って生きています。

争いを好まないのです。

また怒りを表に出すことも苦手な人が多いです。

誠実なのは良いことですが、責任を背負い込みすぎる傾向もあり、

極端に言うと「すべて自分が悪い」

みたいな発想に行き着いてしまいがちです。

 

こう書いてしまうと、

仏か聖人ですか?みたいな話になってきますが

なにげに、あぁそうだなと思った一文が、

これでした。

 

本来は誠実なのですが、私たちは刺激を受けすぎると、心に余裕がなくなって配慮を欠き、一緒にいづらい人になってしまいます。

「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」より

 

 

 

⑦想像力豊かで内的生活が充実している

 

他者に依存せず、常に自分の内面と対話しているので、

ひとりでいて退屈しない、楽しみ方を知っている、

むしろひとりが好きという場合が多いです。

自分の内面から湧き出るインスピレーションを形にせずにいられないため、芸術家肌が多いようです。

 

 

 

 

いかがでしょう。

ピンとくるものはありましたか?

 

全てに当てはまる人は少ないとおもいますが、

あなたがHSPなら

 

「あ、これまんま自分」

 

みたいな項目がいくつかあったことと思います。

そして、

自分にとって当たり前すぎて

もはや何とも思っていなかったようなことが、

HSPであるがゆえに可能な貴重なもの

である可能性はあるのです。

 

世の中の80%を占める非HSPの人たちにはない資質。

ここに「HSPを活かす」のヒントがあるのです。

 

 

 

 

 

良いピリピリくんもいる

 

ところで勘違いされがちですが、

「不安」や「恐怖心」

といったマイナスの感情だけが、

ピリピリくんに出会わせるというわけではないのです。

それらはたしかにHSPにとってピリピリくんを発見しやすいナーバスな状態にする要因の一つにはなります。

 

しかし、実はピリピリくんは悪いヤツばかりではありません。

 

なんと良いピリピリくんというのもいるのです。

 

その名も

 

「喜びのピリピリくん」

 

 

 

 

略して「よろピリ」です。

※りるいろんによるイメージ

「P」はHappyのPだよ^^

 

 

 

たとえば

芸術作品に感動を覚える

雄大で美しい景色や自然を前にして心を満たされる

 

こういったことも「刺激」であり、

そこには「喜びのピリピリくん」がたくさん生息しています。

そして「よろピリ」をたくさん発見できる人ほど幸せな気分になれます。

 

そう

 

HSPの感受性の豊かさならでは、です。

 

人も動物も退屈を好まないことからもわかるとおり、

まったく緊張感のない生活が続くとメリハリが生まれず、やがて心は死んでいくでしょう。

適量かつポジティブな「刺激」は生きていくうえで必要なのです。

 

つまり

 

 

ポジティブな刺激(=よろピリ)を

他の人たちよりも大きな力に変えることができる

 

→前項に挙げたHSP特有の強みを発揮できる

 

これこそが、

HSPとして生きる最大のメリットだとおもいませんか。

 

悪いことばかりじゃないのです。

 

 

10秒で描かれたで、わし

よろピリ

 

だいぶてきとーに描いたわ、すまん

 

 

「良心的」

「創造的」

「インスピレーションを得やすい」

「影響を受けやすい」

「感情移入しやすい」

 

など。

 

これらの特徴は、人生に不都合をもたらすおそれがありますが、その反対に、想像力や共感力、親しみなどを生む源にもなりえます。

平穏な環境ではほかの人より幸福を感じやすいということは見過ごされてしまっているのです。

「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」より

 

 

 

 

 

神経が高ぶりすぎた時の対処法を用意しておく

 

微妙なニュアンスにきづいてしまう人は、実は私は直感的な人である。直感的な人は情報を半意識的、または無意識的に処理してしまうので、その結果、「どういうわけか、ただそうだとわかる」ということがよく起こる。(中略)この特徴の短所は、刺激の度合いが高くなると現れる。普通の人にとっては「適度な刺激」が、HSPにとっては「かなりの刺激」になってしまう。

 

「ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」より

 

 

同書では、HSPの直感力とその精度の高さ、共感力などさまざまな長所の活かしかたを、仕事、恋愛、友情、家族などの視点から取り上げています。

 

しかしそこにいたるには、

まず、

 

HSP特有の「神経の高ぶりすぎ」を

コントロールできる必要があります。

 

HSPであろうとなかろうと、神経を高ぶりすぎている状態を好む人はいない。人は自己コントロールが利かないと感じると、カラダ全体で警告を発するようになる。神経が高ぶりすぎると、ベストが尽くせなくなるし、危険でさえある。

「ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」より

 

 

つまり

 

HSPとしての能力を開花させ活かすこと

その敏感さゆえの

 

「神経の高ぶりすぎ」を上手く自己コントロールをすること

この二つはセットだということです。

 

 

 

つまり悪いピリピリくん(Aピリ/Bピリ)をも仲間にして戦力にしてしまうイメージですね。

 

ポケモンで例えると。

 

最初は敵である野生のポケモンをゲットする

育ててレベル上げて強くする

ジムリーダーを倒し、のし上がっていく

 

あの流れですね。

 

「よろピリ」

は旅の途中で手に入るアイテム的なもんでしょうか。

 

 

 

 

 

この自己コントロール術については、同書を含めHSP関連の多くの文献で述べられているので、自分に合うと感じられるものを取り入れていきましょう。

 

ここではわたしが実践し、効果的、かつ手軽な方法を3つあげてみます。

 

 

 

 

1. 神経が高ぶっている自分を俯瞰で見る

 

まったく初めての場に行き、たくさんの初対面の人たちと話さなければならないとします。

シチュエーションにもよると思いますが、ひとしきり話しもしないうちに、いつのまにかピリピリくんの大量発生です。

 

さてこんな時には

 

「あ、おれ今高ぶってるわ」

riruiron

 

と自分で現状確認をします。

 

 

 

すると

その原因は、今ここにあふれているピリピリくんの仕業だ。

riruiron

 

 

 

と理解することができます。

 

 

 

これがわからなかった頃は、

自分は何かの神経症かどこかおかしいのかと思い

ただ不安が重なるばかりでした。

不安が不安に拍車をかけるのです。

 

そして同じような場面に遭遇するたび、

 

「なんだかよくわからんけど欠陥品らしい自分=社会不適合者?」

 

という発想との戦いになってしまい、

さらに自分を痛みつけることとなりました。

 

たしかにこれではつらすぎます。

 

 

HSPを知り、自分が特別おかしいわけではなく、

この不安と恐怖の交じったような不快感の正体は

 

「ただの神経の高ぶりすぎである」

 

という認識ができるようになり、

もう一人の自分が隣で冷静に今の自分を観察しているようなイメージを持てるようになってきました。

 

 

 

 

2. そもそも「自分などない」と知る。

 

1に近く、さらに抽象化したようですが。

 

刺激を受けた時に感じる緊張や不安などは、実は

 

「いつのまにか作りあげていた自分ルール」

 

によるものである可能性があります。

 

 

「弱みを見せたくない」

「失敗したくない」

「完全でなくてはいけない」

 

 

こころあたり、ありませんか?

 

 

後述する理由によりHSPは自尊心が低い人が多く、

そのため

自分に対しての要求が過度に高く、厳しい傾向があります。

 

 

さて10秒目をつむってみましょう。

何も考えずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい10秒。

 

 

では、しつもんです。

 

 

さっきの「自分ルール」は誰が決めたのでしょう。

 

 

 

 

 

 

本当に自分?でしょうか。

 

 

 

 

 

何のために。

 

 

 

 

 

 

 

親や先生に認められる子どもでいるため?

 

 

 

 

 

はたして

あなたは明確に答えられますか。

 

 

 

こたえがNoなら、

 

その「自分ルール」は

 

 

 

実態のない「まやかし」

 

 

 

 

かもしれません。

 

 

 

だとすれば、

その「自分ルール」

に無意識のうちに縛られて生きていた

 

「自分」さえ、本当は

 

 

 

「あると思っていただけ」

 

 

 

 

という気がしなくもない、

 

ような。

 

「にせもの」や「虚構」では、ありません。

 

 

はじめから「なかった」のです。

 

 

 

 

 

 

ということは、

 

 

「弱みを見せたくない」

 

「失敗したくない」

 

「完全でなくてはいけない」

 

これらも、すべて

何の根拠のないものだということになります。

 

 

あれっ、

 

 

 

 

 

「弱みを見せてもいい」

 

「失敗してもいい」

 

「完全でなくていい」

 

 

 

・・・。

 

 

 

 

なんだ、ただの開き直り論か〜

 

そう思われるでしょうか。

 

 

たしかに、なんでもかんでもポジティブになればいい

というわけではないでしょう。

 

実際、多くのHSPにとって自分の「ハードルを下げる」ことは、

並大抵のことではないです。

そこには恐怖すらつきまとうこともあります。

 

 

しかしこれは、

「思考のクセ」をつける練習みたいなもの、

と捉えてもらえれば腑に落ちるでしょうか。

 

凝り固まった「自分」という存在しない概念から解き放たれ、

まったくの自由になるイメージです。

 

 

自分の足枷になっているルールを守るのをやめれば、自分らしくいられるようになります。融通の利かないルールに縛られなくなることで、行動の幅も広がります。

とはいっても、恐怖心が体の奥底に染み付いていて、言葉ではどうにもならない

場合もあるでしょう。そんなときは、経験がものを言います。思い切って小さな一歩を踏み出せば、新たな体験が体のなかに入ってくきて、大きな変化をもたらします。

 

「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」より

 

 

 

3. とりあえず書く

 

単純ですが、大きな意味があります。

1,2は、ある意味 場当たり的な即効性を重視した方法だとすると、こちらは時間をかけてじっくり取り組む実践的なものですね。

 

「自分などない」

などと書いておいて、まったく逆をいっているようですが、

「自分と向き合う系」のタスクです。

長期的観点から考えると、

やはり避けて通れない部分ではあります。

 

 

あいまいでも、ぼんやりでも、

自分の中のもやっとした思いを少しでも言葉にできれば、

それは癒やしになります。

 

不本意な過去は変えることはできません。

 

ふと、

あの日の後悔や痛みにおそわれて立ち止まりそうになる。

 

それは後ろ向きで生産性のないことだと、

いつもすぐに蓋をして、

見ないようにしていました。

 

 

わたしがこのブログをはじめた時、

「ただ書く」

ということ以外、

まったくなにも決めていませんでした。

それどころか、

まずブログ書こうとかいうことすら

最近まで1ミリたりとも考えたこともありませんでした。

 

めんどくさいし、誰が読むねんおまえの日記

 

って。

 

 

 

でもたぶん、

書くべき理由を潜在的に気づいていたから

始められたのだと思います。

 

HSPの直感力がそうしろと言っていたのかもしれません。

 

で、

いざ始めてみると

その日のことを書いているように見えて、

実は過去と交信しながら書いているんだな

という時があります。

 

ずっとどこかで引っかかっていた

「負の感情」の遺産みたいなものをたぐり寄せ、

今の自分のフィルターを通して、ことばにする。

 

そんな感じでぽつりぽつり書き始め、

気がつけば一つの記事になっていたものが、

わりとあったりします。

 

一見つまらなかろうがべつにいいのです。

 

 

書くことで、きづく

 

 

これは自分でやってみてつくづく感じたことです。

 

 

頭のなかでごちゃごちゃ考えているだけでは、

堂々巡りになるだけで、とても不健康です。

 

ところが文字にして可視化すると、

「あぁ自分が言いたかったことって

こういうことだったのね、」

 

と自分で自分を知ることができる感じがします。

へんな話ですが。

 

 

ひとつの記事を書き上がる頃には、

自分がひとつアップデートされています。

それが過去の自分であれ、

今日の自分であれ。

 

ひとつひとつの事象を

一話ごとに完結させていく作業です。

 

 

これを読んでくれているあなたも、

まずは一行書き出してみませんか。

 

ということで、

 

わたしはnoteをおすすめします。

ブログというより、人によってかなりいろいろな使い方ができるプラットフォームになりえるのですが、

軽いエッセイ的なものを投稿する場として使っておられる方も多くおられます。

ハッシュタグを使えばフォロワーがいなくても読まれるし、

思いがけなくスキ(いいねみたいなボタン)や、

コメントがついたりもします。

マンガの投稿などもよく見かけるので、絵やイラストが描ける方は文章じゃなく、そういう形で出してみてもおもしろいかもしれません。

 

あなたが書いたものに共感を示す人にも出会えるでしょう。

 

そこにコミュニケーションが生まれ、

一人では得られない気づき、

そしてモチベーションが生まれていくのです。

 

 

 

わざわざネットなんかに書かないで個人的な日記でもいいんじゃね?

 

多少なりとも他人に読まれることに意味があるのじゃ。

 

 

 

ちなみに

わたしはいちおう音楽の人間なので

演奏したものを、気まぐれにあげたりもしています。

 

 

 

 

HSPは評価されずに生きてきた

 

関連して、もう少し難しい話になりますが

過去の捉え直し(リフレーミング)ついて。

これにかんしてはアーロン氏の「ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」のなかで詳細に触れられています。

 

HSPは成長の過程で、

一般的に理想とされる人格や行動から外れた枠組みとみなされ育ってきた人が多いようです。

その繊細さを周囲の大人たちから心配され、あるいはあまり良く思われず、期待にそむいた生き方をしてきてしまったことを潜在的に気づいていて、それを背負い込んでしまっているケースがあります。

そのためHSPは自尊心が低い人が圧倒的に多いです。

しかし、これはわたしの意見ですが、親や周囲の大人たちの接し方に問題があったというよりも、社会の風潮としておそらく多数を占める

 

  • ポジティブ
  • イケイケ
  • 鋼メンタル

 

 

 

この手の人物像を

社会的な風潮として、皆がある種正解のように妄信してしまっていることに問題の核心があると言えるでしょう。

 

この「仮想理想的人物像」

から外れるほど

 

「多数派ではない=まちがった人格」

 

かのように

刷りこまれてしまっているのです。

ある観点のみで少数派にあたるというだけで。

 

 

学校で人気者なのは、だいたいウェイウェイ言っているやつら

 

おまえ、ぼっちだったもんな

 

 

 

リフレーミングは過去に起こった事象を、ひとつひとつ丁寧に振り返り、再定義することで癒やしに変えていく心理セラピーの手法です。

これを行うには、充分な時間と落ち着いた環境が必要です。

 

決して楽な作業ではなく、根気もいることです。

 

同書では他にもさまざまなワークによって、

HSPとしての自分と向き合う機会を提案してくれます。

しかしそれらは必ずしもやらなければならないというものではない、とも注釈されています。

自分に資すると感じられるものがあり、なおかつそれを行う健全な精神的余裕があれば取り組んでみる価値は十二分にあるでしょう。

 

 

 

 

まとめ

 

HSPという言葉を今まさに知ったばかりの人にもわかりやすいような文章をこころがけました。

ちょうど4月をむかえ新年度ということで、

新しい環境への対応に苦慮している方たちの中には

HSPも多くいることと察します。

 

個人的には新年度という概念自体が

あまり関係なくなって久しいのですが、

何も知らないまま名前のない空虚な不安をいつも抱えていた、

かつての自分のような人たちの気づきになり、少しでも世界の見え方が変わればと思いながら書き進めてみました。

 

HSPを知り、

調べていくにつれて楽になった部分もあります。

 

以前より客観的に自分の状態を見られるようになってきたようにも感じられます、

少しだけ。

 

 

わたしはまだまだ勉強中です。

新たな気づきや、得た知識の還元は、

今後もぽつぽつ、マイペースにブログで行っていくかもしれません。

 

HSPの人は、HSPであるということだけに照準を合わせて人生を送らないようにしたほうがよいでしょう。

 

「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」より

 

 

 

りるいろん オススメHSP本

 

 

「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」

 

 

わたしがHSPについて知るきっかけとなった最初の一冊です。

著者自身もHSPであり

「HSPが抱えやすい心の問題」

「鈍感な人たちとうまく付き合う方法」

など、とにかくHSP当事者としての目線から語りかけるようにしてHSPについて紐解いてくれます。

実際の生活上で直面するであろう、さまざまな困難を想定したうえで非常に実践的な対処法を提案してくれ、HSPが陥りやすい思考のパターンまで丁寧に解説してくれます。

まさにこの一冊がセラピーそのもの、という感じです。

 

 

 

 

「ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」

 

元祖HSP本であり、HSPにとってのバイブル。

HSPという概念をはじめて発見し、提唱したのが、このエレイン・アーロン博士です。

アーロン博士自身もやはりHSPであり、

自身の長年の苦しみと、多くのHSPを調査した膨大なデータに基づく同書では、さまざまな実例とともにHSPの本質にせまっています。

個人的には「HSPと仕事」の章について、とても興味深く読み進めることができました。

その性質ゆえ、やはり多くのHSPは仕事についての問題で苦労しがちなのはたしかなようですが、同書では単に「向いている仕事」といったような平面的な論じ方ではなく、HSPとしてのあらゆる可能性と能力についてかなり本質的に目を向けたうえで、HSPの歩む道筋を照らしてくれるような内容になっています。

はっきり言って、この章だけでも

 

すべてのHSP必読

 

と断言しときます。

 

 

 

 

敏感にも程がある

 

 

ポップなイラストでHSPの日常をわかりやすく描いています。

もうこれはね、

どこから読んでも、あるあるすぎて笑ってしまいます。

イラストだけでなく、その後に続く解説も取っつきやすい語り口で非常に読みやすく、最初の一冊としてもオススメです。

 

 

 

考えすぎない

 

直接HSP関連の書籍ではありませんが、自身の内面に深く集中してしまうHSPは先天的に「考えすぎてしまう」生き物です。

それを前提として、あえて

「考えすぎない」

というカードを自分の中に持っておくことは、有益なことではないかと思います。

 

→レビュー書いています

 


 

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