人生で大切なことはすべて小田和正の歌詞に学んだ

めまぐるしく 時は過ぎてゆく

それなのに 自分から 悲しみを探してる

そんなことより 幸せになろう

誰にも負けないくらい 幸せになろう

 

そんなことより幸せになろう」作詞:小田和正  「小田日和」収録

 

 

 

 

わたしはこの方の音楽にどれほど救われてきたのだろう。

 

小学校の時にCMで初めて歌声を耳にして衝撃を受け、

中学校時には過去から全てのアルバムをひたすら聞き漁り。

学校に馴染めず鬱になり、這うようにして無理やり行っては帰りの電車のホームで泣きながら聞いていたのが高校時代。

大学ではわりと人に恵まれ、いろんな音楽に出会い、毎日聞くことまではなくなったものの、大人になっていく過程での新たな葛藤、いちばん苦しい時に助けられたのは、やはり小田さんの音楽だった。

 

小田さんの音楽に出会えてラッキーだったな、

きのう酒をのみつつ聞き返し、しみじみ思った。

 

あの世代のアーティストにしては、彼のファン層は老若男女かなり幅広いほうだが、それでもやはり自分あたりの年代で自分ほど小田さんが好きな人には会ったことがない。

だからわたしはラッキーだ。

こんなすばらしい歌たちを知ることができた人生を送っているのだから。

 

 

小田和正について

 

彼ほどの偉大な音楽家を、わたしごときが

わざわざ紹介するのも気が引けるが、若い世代だと存在は知っていても馴染みがない人もいると思われるので、ざっくりと。

知っている人は読み飛ばしてね。

 

 

小田和正 (おだ かずまさ)

 

1947年9月20日生まれ。70歳。

 

1970年に「オフコース」というバンドのボーカルとしてデビュー。

 

70-80年代にかけてヒット曲を多数放つ。

 

代表曲「さよなら」「Yes-No」「言葉にできない」など

 

89年に解散後、ソロアーティストとしての活動を本格化。

 

91年ドラマ主題歌の「ラブ・ストーリーは突然に」が大ヒット。

 

 

その後もコンスタントに楽曲を発表し続け、その多くが映画やドラマ主題歌、CMに起用されているので、顔は浮かばなくともあの特徴的な澄んだ歌声を耳にしたことのある人は多いでしょう。

 

 

 

わたしが小田さんをすごいと思うひとつが、常に自分を更新し続けていること。

もう立ち位置的に音楽界の大御所ともレジェンドとも言えるのに、若かりし頃の情熱を全くたやすことなく曲をつくりつづけ、ツアーをまわる。

オリジナルアルバム(ベスト盤ではない、新曲集のこと)を出せば、旬の若手やアイドルを抑えて毎回初登場1位*。

MEMO
*2011年「どーも」まで。2014年の「小田日和」でも3位。

 

過去のヒット曲を手を変え品を変えベスト盤ばかりを売りつけて稼ぎ、新しいヒットを生み出すことなど到底できないベテラン歌手が多い中、これは並大抵のことではない。

 

古希を迎えなお、アリーナクラスのクソでかい会場を50本近く周り、満席にしてしまうアーティストを他に知らない。

*さらに10月まで続くらしい…

 

しかもただ歌うのではなく、広い会場の四方八方に設けられた花道を走り回りながら歌い、時には客席に降りていくこともしょっちゅうだ。

いつまでも変わらない少年のように純粋なひたむきさ。

それと彼が紡ぐあのやさしい音たちからはおおよそ想像しづらい、音楽に対してのストイックさ。

 

それらをもひっくるめ、わたしは小田和正という音楽家を尊敬しているのだと思う。

 

本題

 

わたしは人生で大切なことはすべて小田和正の歌詞に学んだ。

オーバーに聞こえるかもしれないが、ほんとうに言葉があまりにストンと入ってきて泣いてしまうことがある。

 

それはシンプルで強い。

 

言葉数は少なく、間が多い

いわゆる「詩」と言ったほうがいいのかもしれない。

 

奇抜な表現や、難解な言い回しはほとんどない。

究極に削ぎ落とされた世界なのに、深く響く美しいことば。

 

 

冒頭にあげた歌詞なんかも、一昔前の上地雄輔とかが歌っていたらぶん殴りたくなるところだったかもしれないが、小田さんの声で、小田さんのメロディーで歌われるからハッとさせられる。

幸いにも、ネット上でyou tube など無料で小田和正の音楽を聞ける場はほぼないので、ここでは歌詞だけでしか曲を紹介できない。

 

 

「わたしが今の自分に送りたい」

という基準で選んだ珠玉のことばたち。

大事なことを、わすれないように。

 

*歌詞の引用についてはこちらの記事を参考にしています。

 

 

 

 

夢は遠ざかり なんか切なくなる

そんな時は 迷わず

 

もういちど夢を 追いかければいい

何度も 何度でも また追いかければいい

 

「この街」作詞:小田和正  「小田日和」収録

 

 

いつまでたってもうまくいかないなぁ、

と落ち込むことが多いので、

あぁ、大丈夫だな。

がんばろ、と自分に言い聞かす。

 

 

 

通り雨 傘はいらない

走っていく そのうちに 晴れるかも知れない

きっと うまく ゆくさ そんな 時もある

その 鍵は いつでも 君の手の中に

 

「正義は勝つ」作詞:小田和正  「そうかな」収録

 

鬱だった高校時代に救われた曲。

逃げてもよかったのにな、と今なら思えるけど、

頑なに学校には行き続け、卒業まで生き延びれたのは、

この曲のおかげなんだよな、きっと。

まぁ、今でも通り雨のやたら多い人生なんだけど。

 

 

 

別れはいつか 淡い思い出に なってゆく

悔やみきれない想いは 明日への 勇気に変わった

 

「誰れも どんなことも」作詞:小田和正  「どーも」収録

 

後悔には意味がある。

後悔の先にも何かがある。

後悔ばかりしてしまうけど、

次に踏み出すエネルギーに変えられたら、

悪いばかりでもないんだよな。

 

 

自分の生き方で 自分を生きて

多くの間違いを 繰り返してきた

 

「東京の空」作詞:小田和正  「どーも」収録

 

過去のあやまちに、気づけたら

それに気づけた自分を認めてやることから、

次がはじまる。

 

 

君のために ありふれた 明日だけを願う

 

「明日」作詞:小田和正  「そうかな」収録

 

3.11が起きた2011年のツアーで、1曲目に歌われた曲。

当たり前が、突然に当たり前でなくなってしまうことについて、

ぐさりとささったのを覚えている。

 

 

 

笑顔はいつも 言葉を超えて

すべてを包む 愛になる

 

「愛になる」作詞:小田和正  「小田日和」収録

 

うたの歌詞でわたしが知る限り、

これをこえる美しいフレーズは見当たらない。

 

 


 

今日はアホめじゃなく、まじめな音楽コラムになったなぁ。

歌詞を引用しているためリンクは貼れませんが

気になった曲があれば、聞いてみてくだされ。

配信もされてるよ。

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