お急ぎ便だけどそんなに急がなくていいです

行き交う人々があちらこちらでぺこぺこと頭を下げ

2017をひとつずつ終わらしていく

今年さいごの金曜の夜。

街は多数決みたいに、

一年をやりきった人たちの充足感と熱気で賑わう。

 

ひねくれものはいつも
その多数派に属さない自分を知る。

 

 

静かな絶望を秘め眠りにつく人

なんらかの、かなしみのなかで年をこす人

仕事納める間もなく 仕事始めをむかえる人

 

皆がみな 笑いながら希望いっぱいに新しい年をむかえられる、

そんな

存在しない当たり前を

誰が考えついたのだろうと考えつつ、

私は新年最初に読むであろう本をAmazonでポチる

 

お急ぎ便で

(Prime会員¥3900/年 自動更新忘れて一生払い続けている)

 

 

 

つぎの瞬間

このクリックひとつで、

世の年の瀬ムードをよそにして、

 

わずかな時間に

どれだけの人の仕事が積み上がるのか、

思いをはせる。

 

 

 

軽い気持ちでクリックした、

わずか数秒前の自分のおろかさをおもう。

 

(お急ぎ便だけど、

そんなに急がなくていいんです。。)

 

 

なんて勝手なことかんがえる。

 

 

 

 

 

クリスマスが終わり新しい年を迎える

期待と、去りゆく年への寂寥がミックスされたような

この1週間は、

なんだかんだ

昔からきらいじゃないですが。

 

 

その夜タクシーの降り際、

運転手のおっちゃんがさりげなくくれた

 

「いい年をむかえてくださいね」

 

思いだして

少しほっこりするくらいには、

新しい年も、まだ人間らしく生きられる。

 

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